部長の建築魂

家づくりの肝(きも) リフォーム編1

【建物概要】
築35年 ハウスメーカーの家  軽量鉄骨造  2階建て 45坪 個人住宅

【改修内容】
外壁・屋根の補修塗装
DK リビング 寝室の間取り変更を伴うやや大規模なリフォーム

【現状の調査】
既存の設計図が存在していた為、寸法や構造的な柱・耐力壁の位置など特定できた。
・屋根 セメント瓦  築後一度塗装しているが剥れ等あり、撥水の効果は薄れている。寄棟の為棟の部分が多く、面戸部より土が出ているヵ所数箇所あった。
・外壁        金属サイディング(メーカー独自)
・基礎 布基礎    建設前の時、軟弱地盤であったらしく隣地より雨水の侵入で地盤沈下が解体後発見された。

【間取り】
北側にあったキッチン
毎日一番使う部屋でありながら奥まった感じで明るく開放的でなかった。収納的にも水屋・棚程度で隠せる収納スペースがなかった。
和室6帖と続き間のリビング
和室は物置状態でほとんど使っていないリビングは団欒の場としては、狭くキッチンとの動線が遠く使いづらかった。

【設計趣旨】
「明るく気持ちのいい」を軸に、和室を撤去し南側にキッチンとリビングを配置した。調理-ダイニング-リビングと1室とし家族のコミュニケーションを取り易くし、来客時にももてなす空間を目指した。また、北側(元の台所)に老後のことを考え新しく寝室を設けた。

キッチン横には食品庫を兼ねた収納部屋を取り小物類を置ける棚を設置した。またそこから屋外に出られる勝手口を新設して生ゴミの搬出や風通しの経路とした。

対面キッチンのレイアウトでカウンターを設け、気軽に食事やお茶タイムが出来るように配置した。調理する側からは配膳が大変スムーズになった。構造的に取れない柱(2Fを受けている軽量鉄骨の重要な柱)は独立柱として残しアクセントとして利用した。

カウンターの腰壁は古材を使い趣(おもむき)を持たせた。

キッチンの背面収納・TVボード・見せる本棚は色や寸法・オリジナリティを持たせることから造り付家具とし製作した。
造り付にすることで自分の思い通りの寸法や色、使い勝手を取り入れジャストフィットさせた。

また今後も家を長持ちさせることはもちろんであり、屋根瓦の補修・基礎の沈下補修も同時に行い安心して住める様に改修した。

 

リフォーム前平面図 →→→ リフォーム後平面図

平面図だけでなく、展開図・内観パースにて打合せを進め、イメージをわかせます。

 

【リフォーム前の写真】

 

【対面キッチンの完成写真】

カウンターの下は古材USボードシルバーを使用

 壁の厚みを利用した調味料置き場 (ステンレス製作 ニッチ)

 

【キッチン横食品庫内部】

 収納タナと勝手口

【リビングの見せる本棚とTVボード】

家具はすべて造り付け家具です(寸法・色・配置など思い通りのオーダー家具です)

【外壁・屋根 改修】

瓦塗装前  →→→  瓦塗装後

屋根や外壁など遠くから分かりにくいところも良くあります。瓦の裏側などよく点検し、雨漏りし易い場所は塗装前に補修します。

この辺が総合的にチェックできるところが工務店の良さだと思います。

 以上、部長の建築魂 初回、リフォーム編でした。